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ボディートークとは

 ボディートークは、「体が様々におしゃべりする」という意味です。私たちの体は、例えば胃の調子が悪いと、胃に重い感じがあったり痛んだりします。体は自分の内側の様々な変化を異和感や痛みなどで私たちに知らせようとしています。そこで、この内なるおしゃべりに耳を傾け、五感をよく働かせて、自分の持っている「生きる力」を活性化していこうというのが、ボディートークなのです。

 『腹が立つ』とは「怒っている」という意味です。でも、「私、腹が立って、腹が立って…」と口を尖らせている人に「えっ、どんな具合に腹が立ってるの?」とお腹にふれる人はいないでしょう。古代の日本人で初めてこの言葉を言い出した人は、よほど体の感覚が鋭かったに違いありません。怒りを感じると、お腹がキュッとしまって胃が立ち上がる感じがしたのだと思います。​

 人は誰でも怒りの感情を持つと、背骨の真ん中が固くなっています。正確に言いますと、胸椎8番を中心にしこりができるのです。猫が怒った時、背中を大きく立ち上げて毛を逆立てるのは、よく御存知ですね。同じことが人間の体の内部にも起こっているのです。

 ボディートークでは、この心と体の結びつきを分かりやすく、体の実感を伴いながら解明していきます。それで生命の働きを豊かにする様々なプログラムを開発しています。「自然な発声」「全身呼吸」「本来の自分の内から起こるしなやかな身のこなし」が一体となって、生命の在り方を高めるユニークな内容です。

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